世界中の英語の先生たちが発信している動画やPodcastのコンテンツは、ざっくり3つに分けられると思っている。
1. バラエティ系
2. 授業系
3. モチベーションアップ系
このEmma先生は上記3つを別々のチャンネルで行っている忙しい人である。Twitchでゲーム実況をしながら英語を教え、Youtubeで発音動画を発信し、Podcastで言語学習について語っている。そして本業はオンラインの発音レッスンである。
この方には「言葉の教師は自分でも最低ひとつは外国語を勉強するべき」という持論がある。教わる側の心理*1を知る事が大事、というのがひとつ。
もうひとつは言語の構造を知ることで、何故特定の国の生徒が似たような間違いをしがちなのか*2を理解しやすくなる、というのがその理由である。なるほど。
本エピソードはEmma先生自身の外国語学習の道のりについての話である。この先生はすでにスペイン語は堪能らしく、それに加えて新たに学び始めた日本語が人生を大きく変えたのだという。英語ネイティブにとって最も習得に時間がかかるとされる言語=日本語を学び始めたことによって、全てにおいて「最も難しい言葉を学んでいる自分は、それ以外の事だってなんでも出来る!」という価値観を持てるようになったのだそうだ。それまで「自分には無理だ」と思っていた事にもチャレンジできるようになったという。
「何をノー天気な。」と斜に構えてしまう反面、恐らくここが外国語を話せるようになるか/話せないままかの分かれ目だとも思う。
ネット上で私が信頼に足ると思っている英語の先生達はだいたい皆同じことを言っている。曰く、外国語を学ぶのは難しい事で、挫折する人も多い。数カ月で外国語を楽に習得する方法はない。しかし正しいアプローチで学びを継続する事が出来れば、誰でも確実に上手くなっていくものである。やるかどうかはあなた次第です!勇気を出してComfort zoneから一歩踏み出そう!などなど。
海外に行けない状況が2年以上続いているのに、いまだ自分は全く英語が話せないままという事実から目を背けずに生きてまいりたい所存。今年度は何とかしよう、本当に。