イギリスの寄宿学校
なんのかのといいつつ、英語の学習ペースや内容を変える事がなかなか出来ずにあっという間にもう9月。しかし6月は20回、7月は19回、8月は23回のオンライン英会話をこなしたので、まずまず頑張っていると自分に言い聞かせております。
相変わらずLukes's English Podcastが更新されれば聞いているのですが、最近イギリスネタがだんだん少なくなって来ていて、正直興味が薄れがち。Luke先生はもう10年位パリに住んでいるのでイギリスの話が少なくなるのは致し方ない事ですね。それに加えて英語のコンテンツクリエイターとして爆発的に人気が出てしまって、オーディエンス側から英国英語というよりは「一般的な英語の先生」としてのコンテンツを期待されている雰囲気が感じられます。イギリス話は扱いづらくなっているんだろうなぁ。少し悲しい。
しかしEpisode.896は私の中では久々のヒットでした。Luke先生と元同僚の約2時間の雑談。イギリス人がいかに外国語を学ぶのが苦手か、他国人がいかに英語ネイティブの前で英語を話す事にプレッシャーを感じているか、それとイギリスのボーディングスクール(寄宿学校)がいかに酷いところか云々。
特に寄宿学校の話は興味深いものでした。Luke先生は普通の学校に通っていたそうですが、このEpisodeのゲスト、Martinさんはボーディングスクールの出身。その経験は大きなトラウマを残しているようで、知人から「子供をボーディングスクールに入れようと思う」と相談を受けた際にも「絶対にやめたほうがいい」と全力で止めたそうです。イギリス人の精神疾患の何割かはボーディングスクールが原因ではないかと思うと言っているぐらいなので、相当キツイ経験だったと思われます。逃げ場のない環境での上級生のしごきやイジメもさることながら、親から突き放された、家から追い出された、と感じてしまうのが特に子どもたちには大きな心の傷になってしまうのだとか。
English learning for curious minds
Luke's English Podcastにゲスト出演した方々から派生して、他にも色々なPodcastを聞いていますが、最近よく聞いているのがこの「English learning for curious minds」です。イギリスばかりではなく、世界中の新旧の興味深い事件や人に注目して20分~35分程度の平易な英語のEpisodeに仕立ててくれています。
好みもあるとは思いますが、私には永遠に聞いていられる内容です。大抵どれも面白いのですが、時々とびぬけて興味を惹かれるものがあれば、Youtubeで検索して、更に内容を深掘りしています。無料で聞いてるだけでも面白いのですが、有料会員になるとTranscriptなどのサービスがあるようです。個人的に興味を惹かれたエピソードはこの辺↓
◆北アイルランド出身、マンチェスターユナイテッドで活躍したプレミアリーグのスーパースター、ジョージ・ベストの物語。サッカーにはさほど興味が無いのですが、これはとても面白かった。Youtubeでもドキュメンタリーに見入ってしまいました。
◆Harrodsといえばロンドンの高級百貨店ですが、以前はペットショップが入っていて、ライオンの仔が売られていた事があったんだそうです。なんと無茶苦茶な。そのライオンを購入した飼い主とライオンの物語。これもYoutubeにドキュメンタリーがあって実際にライオンの姿も見られて楽しい。
◆ベビーシッターの殺害と妻への殺害未遂容疑をかけられ、行方不明になったあるイギリス貴族の話。これはEnglish learning for curious mindsのAlastairさんがLuke's English Podcastにゲスト出演した時に話したトピックスでもあるのですが、Alastairさんは原稿を読むのは上手ですが、原稿なしだと非常に話が聞きづらいので、オリジナルのPoscastの方を聞くのがオススメ。これはそのうち映画化されそうな話ですね。プロギャンブラー・イケメン・女ったらし・大金持ちの本物の英国貴族の失踪事件。
ノルウェー、スウェーデン、デンマークのヴァイキングはどう違う?
これはたまたまYoutubeで流れて来た動画で、面白かったやつ。昔「われら北欧人」という、北欧5か国の違いをユーモアを交えて紹介する本があったのを思い出しました。長年ご近所でいる歴史から、自虐や皮肉も交えながら、そのエリア内でしか通用しない内輪のクリシェのようなものが、恐らくどこの世界中どこにでもありますよね。
この動画は「北欧の荒くれ者」とひとからげにされがちなヴァイキング時代の3か国それぞれの国の特徴を説明してくれていて、コメント欄を見る限りなかなか的を射た内容になっているようです。デンマークが勇気ある長男、スウェーデンは賢く落ち着きのある次男、ノルウェーは荒くれ者の三男、という位置づけがされています。ただ、スウェーデンのヴァイキング時代の資料は17世紀の文書館の消失でほとんど失われてしまったのだそうで、実際にはほとんど分からないのだとか。
昔スウェーデンについて勉強していたにも関わらず、北欧神話もバイキングの歴史もあまり知らないので、改めて本でも読もうかな、と思わされた動画でした。
最近アマプラをやめて英語字幕が充実していると聞いていたNetflixに加入して見たのですが、画面の前で英語字幕に集中する、という事は私には今のところ難しいようです。それならYoutubeで字幕なしで英語でドキュメンタリー見る方がずっと楽しい。Netflix要らないのでは?という気もしていますが、とりあえずピーキーブラインダーズを見てから考える!
今後も引き続き英語で面白いコンテンツを探しながら、大量リスニングを続けたいと思います。