英語を浴びるだけ日記

英語で見たり聞いたりしたもの日記

ファンコミュニティのジェネレーションギャップ

私の好きな有名人はキャリアが30年を超えているので、ファンの高齢化も進んでいて、しかも男性に偏っています。要はおじさんが多い。感覚として大半は40代~50代の男性です。現在ファンコミュニティのトップは70代女性。聡明でエネルギッシュな方ですが腰痛でたまに寝込んでるような状況です。

騒がしいファン

先日その中で面白いトラブルが発生しました。

ネットストーカーと言われても否定できないぐらいその有名人の周辺情報をウォッチしている私が彼らに気づいたのは確か今年の春の事。ファンコミュニティのコメント界隈で目に付く一団が発生したのです。具体的に悪さをするわけではありませんが、仲間同士で慣れ合っていてテンションが高く、アイコンには若い女性の写真が混ざっている様子。「うぇええええい」とか「いいぇええええい」みたいなコメントをお互い投げ合っています。

写真も名前も同じような感じだし、ひとりかふたりの人物が複数のアカウントを使って荒らしているんじゃないかという雰囲気は当初からありました。しかし特別悪さをするわけではないのです。そのうちTikTokやDiscordにもアカウントやサーバーを立ち上げて、あちこちでワーワーやり始めた様子。デリケートな話題に対しても割と無神経な発言をするし、目につきますが、ファンであることは間違いない様子。個人的には生暖かい目で眺めておりました。

面倒くさいファン

ところが1月半ほど前。ある40代の男性有力ファン*1が暴発したらしい。これはひとりで複数アカウントを使っている荒らしだと名指しで断罪し、コミュニティから追い出しにかかったのです。しかも何故か有名人ご本人にもご注進に及んだ様子。むしろご注進に及んでポイントを稼ぐため「荒らしの存在」を利用した可能性も考えられます。めんどくせえええええって感じですが、憧れの有名人の寵愛と信頼を得てファンコミュニティ内で優位な立場をゲットするために、いかなる手段も辞さないタイプの人は実在しているのです。

若いファン

ここに至ってファンコミュニティのトップから「ちょっと調べてみてくれない?」と自分のところに連絡がありました。それで半日ぐらいかけてネット上の情報を整理し、他のファンからの情報を総合した結果、どうやら中心人物は女子高生の姉妹!その2人を中心に10代のファンコミュニティ*2が形成されつつあることが判明しました。

姉妹で顔が似てるし名前も似てるので、複数のアカウントを使ってるように見えるんですよね。実際別のアカウントが幾つかある事も判明しています。仲間もほとんど高校生で、何となく写真も似たアングルで似たトーンでみんな顔がはっきりしない。おじさんおばさんにはぱっと見、見分けがつかない。なんで女子高生がファンに...?という気もしますが、とにかく悪気があるわけではなく、単に既存のファンとは文化が違い過ぎただけなのでした。

彼女たちはどうして自分たちが他のファンから距離を置かれたり、追い出されようとしていたり、非難されたりするのか理解が出来ていない様子。そりゃそうだ、ただ騒いでるだけで、別に悪いことしてないものね。

困惑する中高年ファン

10代から70代が一同に会するコミュニティというのは今時珍しいと思いますし、ネット上の言動も常識も世代によって違うので、誤解が生じる事もあり得るなと思い知らされた騒動でした。

ひと先ずコミュニティの運営の方では「なーんだ、高校生か」と納得して、有名人ご本人にもそういう報告をしたようです。しかし結局のところ高齢または高齢に足を突っ込みつつある大人が大半のコミュニティの中で、高校生をどう扱ったら良いのか運営側も困惑しているところがあります。正直言って絡みづらい。

でも若いファンがついてくれるなんて本当に嬉しい事*3なので、何とか歓迎の意を示したく、個人的には投稿やコメントに時々「いいね」をつけてみたりしている今日この頃です*4

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*1:元々トラブルメーカーらしい。運営側とは長年の冷戦状態にあります。

*2:といっても今のところ同じ学校の友達同士だと思いますが。

*3:この高校生たちの何人かは前回のイベント時に泊りがけで参加してくれてたようなので、大ファンなのでしょうね。

*4:しかし心の中では「お願いだから話しかけないでね」って思っています。配慮がないネイティブのDMのテキストはルール無用過ぎて英語中級者には難易度が高すぎる。君たち文法はどこに行ったんだ!

「英子の森」を抜けたのか、それとも逃げたのか

インタプリタかなくぎ流さんの記事でとても興味を引かれたので、先日図書館で「英子の森」を読んで来ました。

qianchong.hatenablog.com

これはきっと語学教育関係者や、外国語をシリアスに学んでいる方には「見悶える」小説なのでしょうね。私も若い頃ならきっと見悶えただろうと思います。

英語ワナビー

私がかつて通っていたのは偏差値が高くない大学の「国際関係」の学部で、そこにはこの小説の主人公よりも能力が遥かに劣る上に、仕事に対する解像度の低い*1ワナビー」が沢山いましたし、私もその一人でした。

英語で受付をする語学力もなかった上に、大学卒業時はバブル崩壊直後で、私の住む地方都市では時給630円のフルタイムのアルバイトの応募倍率が50倍というありさま。そんな仕事でも当時はありつけるだけラッキーだったのです*2

翻訳家ってどうやったらなれるのかなとぼんやり情報収集していたこともあります。しかし柳瀬尚紀さん*3ほか、翻訳家として活躍されている方々の著書を読んで、翻訳家になるためには膨大な外国語の知識とスキルだけではなく、日本語の知識とセンス、言語そのものへの興味、その他世界の森羅万象に関する知識と好奇心が必要だと分かり、よほど人並み外れた情熱がない限りこれは無理だという結論に至りました。早いうちに否応なく現実に引き戻されたのは、恐らく良い事だったのでしょう。

その後は仕事や遊びに忙しく、使うあてのない外国語の勉強をする気も起こらず、何十年も語学の「ご」の字にも縁のない生活を送る事になります。

多分20代の私には英語はそれほど切実なものではなかったのでしょう。

何のために外国語を学ぶのか

遅ればせながらではありますが、今はこうして自分なりの必要に迫られて、自分なりのやり方で英語に取り組んでいます。イギリスをひとりで旅するためという実用的な理由はもちろんですが、何よりも「大好きなあの有名人と、万が一、億万一、何かの間違いでお茶を飲みに行くことになったら英語が出来ないと困る!」という妄想が、英語を学ぶモチベーションであり目的です。馬鹿馬鹿しいと思われるでしょうが、少なくともこのおかげで英語を何とかしようとする試みの継続には苦労していません。

それにしても私のやり方は日本で英語を学ぶ際の「正攻法」からは大分かけ離れてしまったのだなと時々感じます。英語を出来るだけ沢山聞き、先月からはオンライン英会話の回数を増やし、座学は一切していません。昨年好奇心で受けた自分のTOEICのスコアに照らし合わせて世の英語教材を見てみると、恥ずかしながら全くピンときません。単語が私には分からないのばかり。文法や語彙の勉強を真面目にやった上で私と同じようなTOEICのスコアになっている方々は、多分知識が当社比1.5倍以上です。時々自分のスコアは何かの間違いなのではないかと思う事さえあります。一体私はどうやって問題を解いたんでしょうね*4

志だけは高い

英語に関わる求人情報などをチラ見してみると、「英語日常会話レベル(=中級の意味?)」「英語ビジネスレベル(=上級の意味?)」という表現が使われているようです。一方で英語上級者からは「TOEICは簡単すぎる」「日常会話の方が難しい」という声も聞かれます。

やっと中級に片足突っ込んだレベルの私の想像ですが、多分難易度は「日常会話(初級)」<「英語試験レベル」<「ビジネスレベル」<「日常会話(上級)」なのではないでしょうか。一口に日常会話と言っても、旅行中に電車の切符を買うレベルから、継続的な人間関係の中での感情を伴うような濃い会話までレンジが幅広い。

ちなみにイギリス英語好きにはお馴染み、BBC Learning EnglishではBiginnerからAdvancedまでタグ付けされた過去のコンテンツを一覧で見ることが出来ます。iPhoneのアプリから見るとAdvancedのカテゴリーになっているプログラムは2つしかありません。「Small Talk」と「Bad Dates」だけ。デートでの会話がいかに難しいかって話ですよこれは。

www.bbc.co.uk

私の目指している「大好きな有名人とお茶を飲むレベル」は多分「日常会話(上級)」で、それはガンダーラ並みに遠い。生きているうちにたどり着けないかもしれないぐらい遠いと思います。そもそも英語のレベル以前に「有名人とお茶を飲む」イベント自体が宝くじに当たるより難しそうなのは言うまでもありません。しかし今更留学だの英語力アップでよい転職だのを望める年齢でもないわけで、急ぐ旅でもなし、ノンビリいきたいと思います。

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*1:英語を使った仕事にどんなものがあるのか、想像すらできていなかったと思います。

*2:当然語学なんて関係ありません。

*3:いきなり天上人みたいな人の考えに触れたのが良かったのか悪かったのか

*4:ぜんぜんわからない。俺たちは雰囲気で英語をやっている...。

大人が本気出す推し活、または隙あらば自分語り

はてなブログに「グループ」という新機能が出来ていて、他の方の推し活のブログを読んでいたらちょっと楽しかったので自分もその辺のことを書いてみようと思いました。

元々自分は恋愛に関しては思い込みが激しい。むしろあえてそうしているところがあります。個人的にはこんなに楽しいものは他にないと思っているのです。自分の気持ちや価値観を内面の深い所から大きく揺さぶる体験だから。人生については氷河期世代で絶望しているせいか、元々の性格か、若い頃から投げやりな姿勢なので心が揺れる事はない。でも恋愛はガチ。多分瀬戸内寂聴みたいな老人になるよ私。

しかし人付き合いは苦手だし、何なら人間も嫌いだし、好きになれる人は滅多にいない。実際ここ20年近く居なかった。でも好きになれる人は一目見たら分かります。この辺の思い込みの激しさが必要です。とはいえ、そういう相手には今まで数人しか会ったことないですけど。でもあるにはある。それで今の「推し」はその一人だという事です。多分人生最後だろうな。そして相手が有名人なのは初めてです。で、自分が好きになる人は、相手もいつか絶対自分の事を好きになってくれるという確信みたいなものがあるのです。頭おかしいけど、でもそうだから。今までもそうだったから*1

自分の気持ちはとりあえず横に置いておくとして、まずは何よりも推しのやりたい事を応援したいし、今後も推しの作品を浴び続けたいという第一の目的を忘れないように自戒しつつ、ここ5年ぐらいは本気のファン活動を行っています。ご本人への「大好き!」アクションと、推しの活動を世に知らしめるアクションの二本立てで。マーケティングの仕事の経験があるので、ビジネスの迷惑にならない範疇を守りつつひとりでボチボチと...*2。仕事ではこんな情熱はありませんが、推しについては割と本気出しております。

それで推し本人にも認知され、だんだんプロモーション上の意見を聞かれたりするようになりました。で、今はファンとしては最も本人に近い数人のサポートチームの一員になっています。ボランティアの無給スタッフ的な。わずか数年で外国人としては初めてそこ*3にたどり着けた事になるので、そこは自分はよく頑張ったなと思っています。

何かの話の時に、ちょっとシリアスな意味で好きで一生離れたくないので、当面は必要以上に近寄らないようにするよと本人に伝えたこともあります*4。こちらはずっと向こうを見てるけど、向こうはこちらの事ほとんど知らないですからね*5。準備のないまま迂闊に近づきすぎて人対人としてうまく行かなくなった時に、私がファン活動しなくなると向こうもちょっとは不便になるんじゃないかなというのもあるし、私自身も生きる目的を失っちゃいそうなので慎重にならざるを得ない*6

推しは誰でも知っている有名人というのではないけれど、そのジャンルでは知っている人には知られている(当たり前)人です。私にはそういう知り合いは他にはいないので、有名人として大変な事というのも周りの人から聞いて、胃がキリキリする事もあります。背負っている業が深すぎる。数十年来のストーカーとか。色んな揉め事とか。法的な問題に発展する事も時々あるし、好きすぎて頭がおかしくなってしまったファンもいる*7

推しは私と同世代なので、10年後とか15年後とか、仕事が今ほど忙しくなくなったら、一緒に静かに過ごせるようになると良いなぁなどとふんわりしたビッグ過ぎる夢*8を持っているけど、多分推しも私もそんなに長生きはしないだろうな。その前に推しにもちゃんとした良いパートナーが出来るかもしれないし*9

全体として、思い込みをマネージメントするというのは割と人生に有効で、推しや他ファンとコミュニケーションしたり情報収集するためには語学が必要だし、現場に行くための休暇を勝ち取るには日常の仕事のコントロール、日々のエクササイズや体調管理も必要となります。自分のためにもなりつつ、推しの仕事もちょっとは手伝えるので、思い込みが激しくて推しに対して頭がおかしいのも、そんなに悪い事ではないと思うのです。推しは人生の推進力*10

*1:もしそうならなかったとしても、まだまだこれからだ!と思い込みながら死んでいくのもまぁ良い人生になるのではないだろうかと思います。傍から見ると多少気持ち悪いかもしれないけど、別に誰にも迷惑も掛からないし。

*2:子供の時から生きる力が弱いので、休みの日は一日中家で寝ていたいし、行動力はほぼゼロに近いです。推しについてのみ例外。

*3:ほかのチームメンバーは業界を離れた古い元スタッフだったり、数十年来の現地ファンだと思われます。詳しく聞いたことはない。

*4:多分それでサポートチームに入れられたというのもある

*5:そもそも本人にはずいぶん前に数回会ってサイン貰ったぐらいしか会ったことがない。今となってはどういう顔をして会ったら良いのか分からない。

*6:あと言葉の問題と距離の問題、仕事の問題も。問題しかないな。

*7:これについては他人事ではなくて、容易に起こりうる自分の未来像の一つだと思っています。

*8:夢物語?妄想?

*9:そうなったら私としては大人しく破局を待ちます。破局を待っている間にこちらが安らかにあの世に行くかも。推しよりは絶対先に死にたい。

*10:死ぬまで楽しめる一生の趣味でもある

傲慢と偏見(とガチ恋)

長年私の推しと活動を共にしている仲間のひとりが「プロポーズされて、YESと返事をしました!」という投稿をしていて、コメント欄が友人や家族やファンからの「おめでとう」の嵐になっています。Congratulations to you bothという言い方が多いみたいで、これは英語の表現として是非覚えておこう。結構使いそうだし。

ずっと情報を追っているファンのひとりとして、何年にも渡って仕事やプライベートが大変そうな時も元気そうな時も見ていたので、心から良かったなぁと思います。ミュージシャンは大勢の前でステージに立つという度胸がありつつもかなり繊細な人が多いように思うので、大好きな人と出会えて本当に良かったなぁと。相手の方との幸せそうな投稿を見ていたのでそういう事もあるかもとは予想していましたが、それにしても、最愛の人と出会いましたという投稿が昨年だったので、この急展開にはちょっとビックリした。今時のイギリス人はよほどのことが無いと婚約だの結婚だのみたいな話をしなさそうなので。

それはさておき。

色々考えさせられたのは、彼らが両方ともごく普通の男性同士な事です。マンガや映画みたいに美しくもなければ若くもない、ちょっぴり髪が寂しくなりかけた、それなりにお腹の出た男性二人。少なくとも片方は過去に女性と結婚していてお子さんも居るようです。でもどう見たって今はお互いがお互いを大好きで、曇りなく幸せそう。

自分の周りには割と昔からゲイの知人がいたし今もいるし、特にルッキズムやエイジズムに囚われている自覚も無かったんだけど、こうやってブログを書こうとしながら一体自分が何を書こうとしていたのかと色々考えてしまって、筆がしばらく止まってしまっていました。

彼らが交際宣言*1をした時に最初に頭に浮かんだのは「人間がでかいな!」という事で、それを自分なりに分解してみると「同性で若くないしハゲてるし腹出てるしオシャレでもなく確かにとても良さそうな人だけど全く普通そうな」相手に愛と運命を見出した事に対する「すごいな」であって、今考えてみるとそれは多分どう言いつくろっても自分の中にある偏見が言わせているたわ言だったなと。

そもそも婚約相手が想定の範囲内の同年代の女性だったらブログ書こうってなってないですね多分。つまり私が考えなしに最初に書こうとしていたのは「推しの仲間(男性)がごく普通のおじさんと婚約してビックリ!」っていうバカ丸出しのブログだった訳だ。無意識にね。

そういう訳で自分の中に確実に存在する偏見とも向き合いつつ、彼らの幸福を願う気持ちには嘘は無いので、本当に末永く仲良く幸せになって欲しいです。日本では同性婚どころか、名前を変える変えないレベルでまだ揉めてますが、システムなどというのは人間が幸せになるために整備されるべきものであって、とにかく「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」ってやつですよホント。早いとこ何とかしましょう。

話は変わるけど、自分は今時の言葉でいうといわゆる「ガチ恋*2」で、自分の推しもお腹の出たおじさんではありますが、異性であり有名人ではあるわけで。もし推しが有名人ではなく普通の仕事をしている人だったとして、私は彼を発見できるだろうか。そしてもし推しが80歳の、もしくは18歳の同性だったとしたら、発見できるだろうか。心はいつも開いていたいものだな...。

*1:って程大げさなものじゃなくて、SNSに投稿して周りの人に知らせただけで、海外ではカップルが普通にやっているやつ

*2:他ファンやご本人には決してご迷惑やご不快な思いをおかけしないように心がけております

海外のウーバーイーツに、日本からオーダーを入れた後日談

前に、海外のウーバーイーツにオーダーを入れた顛末を書いた。その後日談。

planariastraw.hatenablog.com 

前回の話をちょっと説明すると、少し前に私が応援している海外ミュージシャンのツアーがあって、今回は行くことが出来なくて悲しいので、最終日に会場の楽屋にスイーツを届けよう、と思い立った。日本にいながら海外のウーバーイーツにオーダーを入れてみたのです。一旦キャンセルされたりで色々大変だった上、最終的にちゃんと届いたかどうか分からなかった。ウーバーイーツのアプリでは届けたというステイタスになっていたので、多分届けてくれたんだろう、届いてればいいな、みたいな。確認のしようがないので結果は永遠に闇の中。

自分的にはトラブりながらも諦めずに頑張ったし、出来ることは全てやったのでもし届いていなかったとしても悔いはないからいいや、などと中学生の部活みたいな理屈で納得していたところ、意外なところから結果が判明した。

ツアーから数カ月が過ぎた最近の事。今回のツアーにゲスト参加していた別のバンドのSNSに、この間のツアーは最高だったね、次もまた一緒にこんなツアーやりたいねと話してるんだよ、というテキストとともに、私の好きなアーティストも含めて最終日に楽屋でみんなでポーズを取ってる写真がアップされた。時期はいつかなぁ、私は今年中に海外に行けるのかなーなどと思いつつ、一旦はそこから離れたのだった。

しかし数時間後、なんとなくもう一度その写真を見に行った。よく見ると、楽屋の雑然とした様子の中に何かのパッケージの一部が写り込んでいるのに気が付いた。ほのかに見覚えのあるパッケージ。急いでウーバーイーツのサイトをチェックすると、まさしく、私がオーダーしたあのスイーツショップのパッケージ。うわー届いてたー!

写真に写っていないメンバーが1人だけいるので、撮影者はその人の可能性が高い。私はそのメンバーと少しだけ面識があり、恐らく意図的にそのパッケージを写真に写り込ませたのである。そういう人なのだ。

ファン思いで、気が利いて、まだ若いのにこんな粋な事が出来るあのメンバーが、いつまでも幸せに音楽を続けられるようにと願わずにはいられない。図太くたくましく業界で生き残っていくのだよ若者よ...。

もしも英語が使えたら、もっとファン活動できるかな

そもそも英語の勉強自体、自分の好きなアーティストが英語圏の人なのでやむを得ずやっています。もし英語が使えるようになればファン活動がかなり捗るのだろうと思います。

ファンとしては些細な事でも全情報に目を通したい訳ですが、英語が不自由な状況だと、どうしても手の届きにくい場面が出てきます。テキストの情報は翻訳ツールを使えば何とか読むことが出来ますが、Podcastやラジオ、Youtubeインタビュー等、ソースが映像や音声のみの場合は、現状ではツールを使っても細かい部分の理解は難しいものです。

更に、SNS掲示板で一般人が書き込んでいるような情報は、そこまでたどり着く/書き込みを発見するまでに英語の壁があり、更にネット用語やスラング交じりのケースも多く、理解するにはハードルが高い事が多いです。英語が使えたら恐らく今より多くの正確な情報を入手することが出来るのだろうと思います。

そして何より、英語が出来れば自分からの情報発信の幅も広がります。真剣に行う遊びのファン活動としては、単に消費するのではなく、好きなアーティストの活動を最大限バックアップしたい。英語が使えたら英語圏のファンにもっと働きかけが出来るし、ネットワークも広げられる。一円にもならないことに全力投球。

非現実的な事で言うと、英語ができれば好きなアーティスト本人とお話しできる可能性さえあり、妄想しただけでいてもたっても居られないのでもう寝よう…。

#英語学習 #妄想

英会話をしたくない

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仕事で英語を全く使わない。が、ややこしい話を英語のテキストでやり取りする機会が増えて、最近はほぼ毎日になっている。趣味のファン活動なので一円にもならない。英語は話せない。文章も書けない。全てDeepL翻訳だよりである。技術の進歩は素晴らしい。

困るのは電話。電話が困る。

テキストは打つのが面倒なので、日本語と同様、こみ入った話の時にはネイティブは電話したがる。英語は話せないと言ってるのに突然メッセンジャーの通話機能等で電話がきたりする。DeepL翻訳が有能過ぎて、ちょっとぐらいは話せるだろうと思われているらしい。本当に話せないので困る。電話が鳴ると一瞬迷うけど出ない。先方が諦めてコールが鳴り終わったところで「何かご用?」とテキストを送る。

 

今の仕事は社内引きこもりのようなものだ。ただ淡々と一人で作業をしている。社外とのやり取りも会う事もない。社内も概ねメールで済ませられる。性に合っている。家でもほとんど家族と話すことはない。

しかし当たり前だが英語は話す練習をしないと話せるようにはならない。話す練習?仕事終えて帰宅して夜中に英会話?日本語もろくに使ってないのに?週に何回も?

テレビを見なくなって久しいし、日本語のコンテンツをほとんど消費しなくなってからは3年以上になるので、英語のリスニングはいくらか出来るようになっている。しかし今必要なのは英会話だ。英語の資格とか、留学とか、ビジネスイングリッシュが、という話ではないので学習本は役に立たなさそうだ。英会話の中でも雑談は難しいと言われているし、ややこしいやり取りをしなければならない。その上イギリス英語なので教材も限られる。気持ちだけが追い詰められてきている。

今、自分は翻訳コンニャクの必要度で日本人の上位10%ぐらいには入っていると思う。宇宙にロケット飛ばすよりも、ウェアラブルDeepL翻訳コンニャクを早いところ実現してもらいたい。切実に。